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【Excel】FV関数を使って積立投資のシミュレーションをしてみよう

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
とりにくVBAです。

MOS試験の勉強では初めて出会う関数があったりします。今回はその初めて出会った関数を使った活用例を紹介しようと思います。
私は試験勉強には以下の書籍を使用しています。解説も丁寧ですし、模擬試験が5回分ついているのでおすすめです。

FV関数


Excelエキスパート試験では財務関数を使った問題が出題範囲となっています。
その中に、満期後の貯蓄額を計算してくれるFV関数というものがあります。


職種によると思いますが実務で使用する場面は少ないように思います。
わたしは仕事では使いませんが、個人で投資をする方などは簡単なシミュレーションに使えそうだと思いました。



書式は、次のとおりです。

=FV(利率,期間,定期支払額,[現在価値],[支払期日])


[ ]で囲われた引数は、省略が可能です。


引数の指定には2つポイントがあって、



①利率、期間、定期支払額の時間単位を統一する。



投資の利回りは年利で計算することが多いですね。しかし、積立投資のシミュレーションをするときは毎月積立でやる場合が多いと思いますので、月単位と年単位でずれてしまいます。



そこで、利率を12で割ったものを引数の設定します。もしくは、定期支払額を12倍して年額に直して設定します。期間は、それに合わせて年単位で指定するのか、月単位で指定するのか判断しましょう。




②定期支払額はマイナスで指定する



これはなぜこのようになっているのかわかりませんが、プラスで指定すると計算結果がマイナスになってしまうので、マイナスで指定してあげます。

活用例

以下がFV関数を使用して作成したシミュレーションです。

f:id:mayo032j:20200906165616p:plain


A2セルに期待利回りを入力して、B2セルに毎月の積立額を入力すると20年後までの資産額を自動で計算してくれます。




計算式は以下に示す通りです。


f:id:mayo032j:20200906171609p:plain



毎月積立のシミュレーションですので、


利率は12で割っています。


期間はD列に年数が入れてありますので、月に直すために12倍しています。



グラフにすることで直感的にわかりやすくなりました。


おわりに


今回はFV関数を使った活用例を紹介しました。


MOS試験の出題範囲は自分の仕事に直結しないものも含まれていたりします。


その場合は今回の事例のように別の切り口で活用例を探してみると理解が進むと思いますので、ぜひ試してみてください。